親友のものが欲しくなるの、クセみたいなもの【夜の息抜き】

オススメ度★★★☆☆

あたしの親友――あゆみの名前を忘れて

親友のものが欲しくなるの、クセみたいなもの
「ねえ、あゆみとミカ、どっちが好き?」

これは、あたしの親友――あゆみの彼氏と交わした、弱みの夜の記録。

ほんとは、こんなことしちゃいけない。わかってる。でもね、人のものほど甘くて、焦らすほど欲しくなるの。

あたしはただ、彼が欲しかっただけじゃない。彼があゆみの名前を忘れて、ミカだけを見つめてくれる、その瞬間が欲しかったの。

恋人の家で、食卓を囲む。あゆみには内緒で、ミカは彼を焦らす。

あたしだけを選んでって、嘘でもいいから言ってほしい。

今夜はご飯にする?それとも――もっと甘くて熱い、裏切りの続きを。

※画像の一部にAIを使用しております。